4bata

3月 26

大喜利ハウスというのは大学の落語研究会の人たちが集まったシェアハウスで、もともとは北千住にあったそうだ。だけど、住んでいるのがニートのぶららの一人だけになったため、落研の先輩たちが「どうせニートだったら海外に住んでても一緒だろ。生活費安いし、面白いからセブ行けや」みたいなことを言ってセブに送り込まれたという話だ。

セブの家は4LDKの一戸建てという結構大きめな家なんだけど、今はぶららがたった一人で住んでいるだけで、たくさんある部屋もほとんど使っていない。生活費として毎月3万円が先輩たちから振り込まれてきて、そのうちの2万円を家賃として払って、残りの1万円を家賃以外の生活費にあてて、ギリギリの生活をしているらしい。

彼がセブで何をしているかというと、現地に知り合いがいるわけでもなく、現地の言葉もできないので、ひたすら家にこもってセブの低速な回線でインターネットをしている。セブみたいな南国にずっといると大体みんな日に焼けて黒くなるものなんだけど、外に出ないせいでぶららの肌はすごく白かった。

僕に会ったときにぶららは「セブに日本人っているんですね……」「日本語を喋ったのは物凄く久しぶり」「日本語で話しかけてくるのは現地の詐欺師しかいなかった」と言っていた。

先輩たちからは「一年はセブにいろや」と言われているらしいが、今はまだ3ヶ月経ったところらしい。ビザは観光ビザを延長している。彼は切実な声で「日本に帰りたい……」と言った。

セブ島で大喜利をするニートの話 - phaのニート日記 (via katoyuu)

(gutalistから)


10月 30
kml:

山中俊治の「デザインの骨格」 - 愛のインボリュート・ギア

歯車というと、多くの人は三角のとんがりを円周に沿って刻み付けた、いわゆるギザギザの円を思い浮かべるでしょう。しかし実を言うと、私たちの身の回りによく使われている歯車のほとんどはそうなっていない。歯車を三角の歯で作ると、ちょっとした不都合があるのです。

二つの歯車のお互いの歯が三角だとしましょう。まっすぐ向き合っている時は斜面と斜面がぴったり合っているので問題ありません。しかし、歯車が動いて離れて行くときに、その尖った先端が他方の歯の斜面をこすります。歯と歯が出会うときも同じです。少し引っ掻くだけなのですが、時計の歯車のように毎日何百回も出会い続けたり、エンジンのように一分間に何千回も出会う歯車では、お互いに少しずつ削り合って、徐々に大きな損傷になります。

そしていつの間にか隙間ができて、ごつごつと衝突するようになり、ますますお互いを傷つけ合って壊れてしまいます。毎日の小さな衝突が、積もりに積もって、破局に向かうのです。

こうしたことを防ぐために、歯車には数学で求められた特殊な形が与えられています。歯の斜面にインボリュート曲線というカーブが使われているのです。このカーブをギアに用いると、それぞれの歯がお互いに接するように出会い、転がるようにかみ合うので全く滑りが生じません。

二つのインボリュート曲線は、さりげなく出会い、ずれを生じることなく寄り添い、傷つけ合うこともなく離れて行きます。なんだか都合のいいラブソングのようですが。

現在、工業製品に使われている歯車のほとんどは、このインボリュート歯車です。この形が実用化されたのは19世紀の半ば。150年以上たった今も、私たちの身の回りのあちこちで、美しい出会いを作り続けています。

kml:

山中俊治の「デザインの骨格」 - 愛のインボリュート・ギア

歯車というと、多くの人は三角のとんがりを円周に沿って刻み付けた、いわゆるギザギザの円を思い浮かべるでしょう。しかし実を言うと、私たちの身の回りによく使われている歯車のほとんどはそうなっていない。歯車を三角の歯で作ると、ちょっとした不都合があるのです。

二つの歯車のお互いの歯が三角だとしましょう。まっすぐ向き合っている時は斜面と斜面がぴったり合っているので問題ありません。しかし、歯車が動いて離れて行くときに、その尖った先端が他方の歯の斜面をこすります。歯と歯が出会うときも同じです。少し引っ掻くだけなのですが、時計の歯車のように毎日何百回も出会い続けたり、エンジンのように一分間に何千回も出会う歯車では、お互いに少しずつ削り合って、徐々に大きな損傷になります。

そしていつの間にか隙間ができて、ごつごつと衝突するようになり、ますますお互いを傷つけ合って壊れてしまいます。毎日の小さな衝突が、積もりに積もって、破局に向かうのです。

こうしたことを防ぐために、歯車には数学で求められた特殊な形が与えられています。歯の斜面にインボリュート曲線というカーブが使われているのです。このカーブをギアに用いると、それぞれの歯がお互いに接するように出会い、転がるようにかみ合うので全く滑りが生じません。

二つのインボリュート曲線は、さりげなく出会い、ずれを生じることなく寄り添い、傷つけ合うこともなく離れて行きます。なんだか都合のいいラブソングのようですが。

現在、工業製品に使われている歯車のほとんどは、このインボリュート歯車です。この形が実用化されたのは19世紀の半ば。150年以上たった今も、私たちの身の回りのあちこちで、美しい出会いを作り続けています。

(tigaから)



9月 23

@natsunoichikaのログまとめ3

natsunoichikaチサトさんの松田さんに対する態度はお母さんみたいだ。どんなに松田さんがすっとこどこいなことを言っても、チサトさんは「しょうがない子ね」って感じで微笑んでいる。たぶんそれは昔の松田さんを知っているからなのかなと思った。

natsunoichikaチサトさんの松田さんに対する態度はお母さんみたいだ。どんなに松田さんがすっとこどっこいなことを言っても、チサトさんは「しょうがない子ね」って感じで微笑んでいる。たぶんそれは昔の松田さんを知っているからなのかなと思った。

natsunoichikaチサトさんと一緒にランチしたとき当時の話を聞いた。「当時うちのチームには、リーダーとチーフっていう立場の人がいたんだけど、立て続けに2人とも仕事に来なくなっちゃって。出社拒否というか、メンタルを病んだみたいで」 チサトさんはお弁当のプチトマトをほおばった。
natsunoichika「しかも当時は部署全体がギリギリというか、崩壊寸前で、当然うちのチームへのフォローは一切なし。そんなときに松田くんが人員補充として異動してきたの」 私は甘いパンをかじりながら聞いていた。「しかもリーダーの机からは、長きに渡って無視してきた仕事がごっそり出てきて」
natsunoichika「前任者もチーフもリーダーもいなくて仕事が分からない。周りからのフォローも一切なし。正直私たちバイトにできることもあまりなくてね。要は孤立無援だったわけ、松田くんは」 当時の松田さんのことを考えたからか、甘いパンがのどに詰まったからか、私は少し胸が苦しくなった。

natsunoichika「当時は私の他に女性のバイトが2人いたんだけど、みんなで集まって『もうこの職場危ないね』なんて話したりして。あんまり悪口は言いたくないけど、当時の課長がいい加減な人で、うちのチームの状況を知りながら、完全に放置してたから。私もごたごたに巻き込まれる前にやめようって思ってた」

natsunoichikaチサトさんはヨーグルトのふたを開けながら「あんまり楽しい話じゃないよね。もうやめよっか?」と聞いてきたので、私は「そんなことないです。聞きたいです」と言って、「おし~えて~、チサト~さん~」とアルプスの少女ばりに唄ってみた。チサトさんは「イイヨー」とヨーデルで答えてくれた。

natsunoichika「仕事量が増えたことを私たちに説明するとき、松田くんは『毛色の異なる業務を5件抱えるより、同系統の業務を20件抱える方が楽なこともある』という例えを出したんだけど、実際そのとおり私たちの仕事は楽になったの」 私はアホの子みたいに「へえ~」とか「ほお~」とか言いまくっていた。

natsunoichika「イチカちゃんが働き始めたとき、最初にA4の冊子渡されたでしょ?」 確かに渡された記憶がある。異常なほど懇切丁寧なマニュアルで、PCの電源の入れ方から書いてあるやつだ。私がうなずくと、チサトさんは「あれ全部松田くんが作ったんだよ。他のチームや部署の分まで含めて」と教えてくれた。

natsunoichika「松田くんが『バカでも猿でも分かるように』と言いながら作っただけあって、内容はすごく分かりやすかったんだけど、分量も結構あるから、『読むの面倒くさい』って声も一部であったの。そしたら松田くんが“時間がなくて忙しいあなたに…”と題した簡易版も作ってくれて。それは本当に好評だった」

natsunoichika「その時点で、松田くんが異動してきてから2ヶ月ちょい。本当に2ヶ月で何とかしちゃったんだよ、松田くんは。ねえ、すごいよね~」 チサトさんが興奮ぎみに語る。私も「うん、すごいすごい」と同意する。「今は燃え尽きちゃって残念な感じだけどね」とチサトさんが付け加えた。それにも同意する私。

natsunoichika「だからね、マキちゃんもユカちゃんもイチカちゃんも、松田イズムを受け継いだ松田チルドレンなんだよ~」とチサトさんがほっぺをぐりぐりしてくるので、「じゃあチサトさんは?」と聞いたら、チサトさんは男らしい声で「松田はワシが育てた」と答えた。こうして長いランチはお開きとなった。
natsunoichika先月お兄ちゃんが「君に届け」という漫画を10冊ほど持ってきたのだけど、これが滅法面白くて、毎日少しずつ読み進めている。この面白さを皆さんにも伝えたいなと思うのだけど、私は面白さを伝える言葉を持ち合わせていないので、とりあえずPCの前でロボットダンスを踊ってみた。…君に届かない!
natsunoichika顔写真ありの日本人女性ばかりフォローしている@Leo_Gerlachさんという方がいらっしゃるんですけど、その方がフォローしている女性の中に、IKKOさんが入っているのを見たとき、思わず「その心意気やよし!」と叫んでしまいました。

natsunoichika最近、孔子に興味があって論語を読み始めました。胸を打つ言葉が本当に多くて、例えば「トラブルと遊べヤンチャ・ボーイ」とか「世紀末はしゃげオチャメ・ガール」は特にお気に入りです、ってこれ論語じゃなくて、ドラゴンボールZの2nd OPテーマ「WE GOTTA POWER」やないかーい!

natsunoichika職場のエアコンの調子が悪くて、昔の扇風機でしのいでいたら、とうとう限界に達した松田さんが「あ、アリエッティ」と言いながら、見えない何かを追いかけて出ていってしまった。

natsunoichikaユカちゃんはいつも良い香りがするので「何かつけてるの?」と聞いたら、「フェラガモのインカントチャーム」と教えてくれた。なぜか松田さんも聞いて欲しそうな顔をしていたので、どうせファブリーズとか言うんだろと思いつつ、一応「松田さんは?」と尋ねたら、「ファブリーズ!」という回答だった。
natsunoichika先生あのね、きょうお兄ちゃんに「イチカのツイッターは小学生の作文みたいだな」と言われたよ。私は腹が立ったよ。とさかにきたよ。はらわたが煮えくり返ったよ。誰でもいいからバラバラにしたくなったよ。だから私はお兄ちゃんに「小学生をバカにするな!」って言い返してやったよ。
natsunoichika夏なので頭にパンティーをかぶり、ベランダで麦茶を飲んでいたら、母が飛んできて「あんた何やってんの!」と怒鳴ったので、「ベランディング(=頭にパンティーをかぶり、ベランダで麦茶を飲む行為)」と答えたら、「なら、よし!」と言ってどこかへ飛んでいってしまった。ちなみに母はハーピーです。
natsunoichikaお母さんが「ピカチュウって何?」って聞いてきたから、「ネズミのポケモンかな」と適当に答えたら、おもむろにお父さんが「ピカピカァ!ピッカチュウ!」と鳴き声を完コピしたので、親父やるじゃんと思いながらも無視した。お父さんは寂しげに桃をほおばっていた。
natsunoichika「それを松田さんが変えたんですか?」と尋ねると、「いや、俺はみんなから話を聞いて、実態に合わせたマニュアルを作っただけ」とあっさり。しばらく間があった後、しみじみとこんなことを呟いた。「職場ってさ、学歴も職歴も経験も能力も年齢も違う人が、同じ場所で同じ仕事をしているんだよね~」

natsunoichika「えー!じゃあ誰でもよかったってことですかぁ」とふざけて言ったら、松田さんは神妙な顔で「誰でもよかった。むしゃくしゃしてやった。今は…」と容疑者的なことを言い始めたので、「今は反省している?」と尋ねたら、「いや、今は…少しドキドキしている」とか言いやがって、反応しようがねえよ!

natsunoichikaおしるこを食べ終わった松田さんがおもむろにこう切り出した。「今までの話、全部嘘って言ったら怒る?」 私は思わず「ぇえ゛~!」とのけぞってしまった。「どこから嘘なんですか?」と尋ねると、「ブラジルに移民するあたりから」ってそんなくだりねーよ!

natsunoichika短い間でしたがツイッターたのしゅうございました。目隠しをされボールギャグを噛まされ電流に耐えながら書き続けた数週間。最後の最後で四肢を持っていかれましたが乙武メソッドでどうにか乗り切ることができました。今となっては全てが美しい思い出です。それでは皆さんまた会う日までごきげんよう。









@natsunoichikaのログまとめ2

natsunoichika仕事から帰ってきて「何か臭いなあ」と思ったら自分の足だったってことありますよね。そんなときはカジュアルに自殺したくなりますけど、9階から飛び降りるのはちょっと待って。出勤前に「デオナチュレ足指さらさらクリーム」を塗っていけばすべて解決。帰宅後も足はぜんぜん匂いません。

natsunoichika職場で「もし社内公用語が英語になったらどうする?」という話になった。ユカちゃんは「ムリムリ、辞めちゃうかも」と弱音を吐き、マキさんは「ハローサンキューグッドバイで何とかなるでしょ」と楽観的、松田さんは「シット!ファック!ゲラウェイ!で押し通す」と非社会的な発言をしていた。
natsunoichika松田さんは仕事でよくタクシーを呼ぶのだけど、自分の名前をまともに名乗ったことがない。「小栗旬です」とか「嵐の松本です」とか「ドルゴルスレン・ダグワドルジ(朝青龍の本名)です」とか「チャールズ・ジェンキンスです。妻はひとみです」とか毎回真顔で言っている。
natsunoichikaユカちゃんとかフロアの何人かはクスクス笑っているのだけど、マキさんだけはまったくの無表情で、たまに「チッ」と舌打ちをしている。そのうち松田さんVSマキさんみたいな雰囲気になってきて、松田さんがタクシーを呼ぶときは変な緊張感が漂うようになった。
natsunoichika笑ってはいけないという暗黙のプレッシャーの中でも、マキさんは笑わなかった。そのたびに松田さんは首を捻って、銀行やら税務署やらに出かけていった。いつ終わるとも知れない水面下の戦い。松田さんは今日もタクシーを呼ぶべく受話器を取った。
natsunoichika「タクシー1台お願いします」 松田さんの声がフロアに響く。マキさんは余裕の表情でジャスミンティーを飲んでいる。私の方がなぜか緊張している。ユカちゃんなんてもう半笑いでヒクヒクしている。そして松田さんの口が開く。「江戸川コナン、探偵です」 マキさんは盛大にジャスミンティーを噴いた。
natsunoichika「マキちゃん大丈夫?」 チサトさんが素早く雑巾を持ってくる。パソコンも伝票もジャスミンティーまみれになっていた。みんなで掃除を手伝っていると、マキさんはひたすら「ごめんね、本当ごめん」と謝ってくる。それを横目に松田さんは“オリビアを聴きながら”を歌いながら颯爽と出ていった。
natsunoichika「仕事中にコーヒーも飲めない職場なんて無理だわ~」 松田さんがネットの記事を見ながらぼやいていたので、私はかいけつゾロリのマグカップを高々と掲げ、毅然とこう言った。「コーヒーがダメなら、コーヒー牛乳を飲めばいいじゃない」 すると松田さん。「ギロチンがない時代で良かったな」と一言。

natsunoichika「あとイチカは仕事中に麦チョコ食いすぎ」と松田さんに言われた。パピコ食べながら仕事している松田さんに言われたくない。

natsunoichikaそれについて松田さんに尋ねると「イチカは犬っぽいというか、何となくしもべって感じがするから」という回答だった。松田さんはしもべという響きが気にいったようで「よーし、今日からお前たちは3つのしもべだ」と言って、マキさんにロプロス、ユカちゃんにポセイドン、私にロデムという名をくれた。

natsunoichika「ポセイドンとか意味わかんない」と不機嫌なユカちゃんに、松田さんは「ポセイドンは海を行け」と説明(命令?)していた。マキさんも眉間にしわを寄せて「ロプロスって何?」とすごんでいた。それに対して松田さんは「怪鳥ロプロス、空を飛べ」とセオリーどおりの説明。「飛べねーよ」とマキさん。

natsunoichikaそして松田さんは私を指さして何か言おうとするので、私は「ロデム変身、地をかけろでしょ」と先回り。松田さんはちょっと驚いた様子だった。事態を静観していたチサトさんが「私は?」と聞くと、松田さんはしばらく考えた後に「横山光輝かな…」と言った。作者じゃんそれ。

natsunoichikaマキさんが背中のざっくりあいたホルターネックを着てきたので、ユカちゃんと2人で「」「セクシー」「エマニエル」と称えていたら、どこからか松田さんが現れて「あれ、マキちゃんって羽ないんだ」と言った。マキさんは「フフッ、それって私が天使ってこと?ほめても何もないよ」と満更でもない様子。

natsunoichikaすると松田さんは「悪魔にも羽はあるんだぜ!」とかぬかしやがった。うわあ、マキさん怒るぞ~と思って見ていたら、マキさんは手を妖しげに動かしながら「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム…」とうなり始めた。

natsunoichikaそして私に向かって「行け、家獣!」と言うものだから、私も両手を挙げながら「バウー!」と言ってみたのだけど、これって私だけ大ダメージじゃね?

natsunoichika季節柄あちこちで夏祭りや花火大会が催されていて、街が何となくにぎやかだ。ユカちゃんが「松田さんは彼女とお祭り行かないんですか?」と聞くと、マキさんが「セルジオ越後似の彼女ね」と付け加えた。以前飲み会の席で松田さんが自分で「セルジオ越後似」と言ったのだ。
natsunoichika松田さんは表情も変えずに「もう別れた」と言った。「えー!何でですか?」とユカちゃんが尋ねると、「フィジカルが弱いって言われた」と松田さん。その場にいた誰もが「どういう意味ですか?」と聞きたかったけど、返ってくる答えが怖くて、私たちはじっと黙っていた。遠くで祭囃子の音が響いていた。
natsunoichika思えば花火大会なんて中高生の頃から行ってない。中高の頃は、帰省してきたお兄ちゃん(当時大学生)と毎年一緒に行っていた、というかムリヤリ連れ出されていたのだ。お兄ちゃん曰く「夏休みなのに家にこもって1人ジェンガしたり、塗り絵したりしているお前を見て本格的にやばいと思ったから」
natsunoichika釈明させてもらうと、塗り絵というのは、近所のスーパーでやっていた塗り絵コンテストのやつです。参加者の大半が幼稚園や小学生という状況で、中学生(受験生)の私が丹念かつ繊細な塗りでもって、大人げなく金賞をかっさらうという毎年恒例のイベントでございます。
natsunoichikaユカちゃんは派手めの見た目とは裏腹にいいとこのお嬢さんだったりする。ユカちゃんの家は職場の近くなので、通勤中のバスから見えるのだけど、本当にすごい大邸宅だ。ちょっとしたグラウンドくらいの敷地があるんじゃないだろうか。塀とかもめちゃくちゃ長いし。
natsunoichikaでも松田さんは「あの家、ユカちゃんちなの?俺ずっと心の中で『極道ハウス』って呼んでたわ」と失礼発言。さらに「ドーベルマンとか放し飼いにしてるでしょ」とか「日本刀とか飾ってそうだよね、あと鎧武者」とか「虎の敷物、猟銃、鹿の剥製もあるでしょ」と偏見に満ちた発言を連発していた。

natsunoichikaユカちゃんは口をへの字に結んで黙っていた。私が「そんなことないよね~」と言ったら、ユカちゃんは「いいよ、大体あってるから…」と一言。松田さんの顔がちょっと引きつっていた。

natsunoichika「そんなお嬢様がなんでこんな安いバイトしてるわけ?」と松田さんが聞くと、ユカちゃんは「別にお嬢様じゃないし…」と言った後で、「家からも近いし、あとお父さんの紹介もあったから」と答えた。「裏社会に出る前にまずはカタギの世界も知っておけという親心だな」と松田さんはひとりで納得してた。

natsunoichikaユカちゃんは松田さんを無視して「うちって女きょうだいばかりだから、お父さんが冗談で『婿でも連れてこい』みたいなこと言うんだよね。本当に連れてったらアワワしちゃうくせに」と言った。アワワというか、刀を持ち出してアワヤという状況になるんじゃないだろうか、と思ったけど私は黙っていた。

natsunoichikaそれを聞いた松田さんは何を思ったのか、ぼさぼさの髪を整え、シャツの襟を正し、ユカちゃんの目を見て「カタギをやめる覚悟はできています」と宣言した。私たちがポカンとしていると、さらに「財産目当てですがよろしくお願いします」と頭を下げ、ユカちゃんに手を差し出した。この人自由すぎだろ。

natsunoichikaユカちゃんは「私カレシいるんで」とあっさり断っていた。松田さんも表情も変えずに「あ、そう」と言って、何事もなかったようにすぐに仕事にとりかかっていた。松田さんの言動を見ていると、この人には心がないのかもと思ってしまう。マキさんは「何を言っても常に目が死んでいる」と評していた。









@natsunoichikaのログまとめ1

natsunoichikaブルマ三銃士

natsunoichika瑛太くんのドラマでツイッターを知ったんですけど、やり方がよく分からなかったので、お兄ちゃんに手伝ってもらいながら、何とか始めることができました。はじめまして、夏野イチカともうします。

natsunoichikaナウなヤングの間ではアイホーンなる携帯が人気らしいですが、私が使っているのはお年寄り向けの機種で、文字とかすごくでっかくて見やすいし、番号も押しやすいです。あと徘徊してもGPSですぐに見つけてもらえます。やったね!

natsunoichika普段は家でも職場でもコーヒー牛乳ばかり飲んでいます。牛乳だとお子様って感じですけど、コーヒー牛乳だと一気に大人の女性って感じがしますよね。デキる女は毎日コーヒー牛乳とか、Oggiにも書いてあったと思います。書いているんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておけ(コーヒー牛乳宣言)。

natsunoichika職場でマグカップにコーヒー牛乳をなみなみ注いで、ングング飲んでいたとき、「何飲んでいるの?」と聞かれたので、颯爽かつクールに「コーヒー牛乳です」と答えたら、先輩の松田さん(男性)に「児童か」と言われた。あいつはコーヒー牛乳を何も分かっちゃいない。Oggiを読め(私は読んでない)。

natsunoichikaそしたらマキさんが「イチカちゃんは大人かわいいタイプなんだよ」とフォロー(?)してくれたんですけど、松田さんはすかさず「大人かわいいと言うより、子どもかわいいって感じだな。っていうか子どもだ」と私の胸元を見ながら言うので、いつか松田さんも弾けて混ざるといいと思います。

natsunoichikaでもその後、マキさんが「松田さんが子どもかわいいとか言うと犯罪の匂いしかしないのでやめてください」と言い返していたので、少しだけすっきりしました。

natsunoichikaコーヒーをブラックで飲む人は正直すごいなあと思います。あんな黒い液体を臓腑に流し込んで、下卑た笑みを浮かべながら、「美味い」とか「もう一杯」とかって、どこのメフィストフェレスだよと思うのです。

natsunoichikaそういう話をしたら、松田さんが「それは美味いコーヒーを飲んだことがないからだ」と言って、仕事そっちのけで、来客用のコーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れてくれました。「ほら飲んでみ」と差し出された黒い液体を、砂糖もミルクも入れずに、私はおそるおそるすすってみました。

natsunoichika「どうだ?美味いだろ」と松田さんに聞かれたので、大人の女になるべく無理して「ウマイ…」と呟いたら、「親の敵を見るような目で言われてもなあ…」と返され、マキさんには「人を呪い殺すような顔」と言われ、ユカちゃんには「今からそいつをこれからそいつを殴りに行こうかって顔」と言われる始末。

natsunoichikaチサトさんだけが「イチカちゃん大丈夫?ほら出しなさい、水飲む?」と心配してくれました。チサトさんはうちの職場の良心。さしもの松田さんもチサトさんだけには頭が上がらないのです。とか思っていたら、松田さんが私のマグカップで残したコーヒーを飲んでいました。「こんなに美味いのになあ…」

natsunoichika「ちょっと松田さん私のカップで飲まないでくださいよ」と言ったら、「大丈夫、俺汚いの平気だから」とか言って構わず飲み続けるので、困っていたら、マキさんがすかさず「汚いのはお前だろ」とカップを奪って、「汚物は消毒だー」と言いながらカップを洗ってくれました。時はまさに世紀末です。

natsunoichika確かに以前、高校の友だちのアヤちゃんとスタバに行ったとき、同じような注文をしたら、「ちょっと恥ずかしいからやめてよ」と言われて、「じゃあ、イチカはキャラメルフラペチーノのトールね」と勝手に決められてしまったことがあります。「トオルって誰?」と聞いたら無視されました。

natsunoichika私はちょっとだけ反論したくなりました。「でもアヤちゃんだって高校のときさ…」 そう言いかけて、隣の席を見ると、アヤちゃんの姿はありませんでした。そこで私ははたと気づいたのです。アヤちゃんなんて友だちは最初からいなかったのだと。私はずっとひとりだったのだと。

 natsunoichika何となく私のツイッターの使い方が間違っているような気がします。本当は「〇〇なう」とか言って、今どこで何をしているか書き込まないといけないんじゃないかしら?でも私が書くと「ビルとビルの間なう」とか「クローゼットの中なう」とか「茂みなう」になりそう。

natsunoichika大抵の子どもはうんこちんちんに弱いという理論で、狂ったようにうんこちんちん言いまくっていたら、マー君の奥さん(カオルさん)に「イチカちゃんごめん、そういう言葉、もう少し控えてくれる…?」とやんわり諌められたとさ。

natsunoichika「それはそうと、タツヤさん(お兄ちゃんのこと)は結婚の予定とかないんですか」 カオルさんの問いにお兄ちゃんは「うーん、ないねえ」と一言。するとカオルさんは「うちの旦那言ってましたよ。高校時代のタツヤさんはすごくもてたって」と言いました。女性の胸しか見ないお兄ちゃんががもてた…?

natsunoichika確かにお兄ちゃんは見た目がシュッとしている(椎名桔平っぽい)ので、それに騙される人もいたかもしれません。でも話せば割と最低な発言ばっかりするので、もてるというイメージはありませんでした。もてるどころか、いつか官憲に捕まるんじゃないかと思っていたくらいです。
natsunoichikaそこに飲み物を買いに行ってたマー君が戻ってきました。マー君は「イチカちゃんはアクエリでいい?カオルとシュウはDAKARAね、俺は綾鷹」と言って手際よくペットボトルを配ってくれました。「俺の分は?」 お兄ちゃんが尋ねるとマー君は「タツ兄(お兄ちゃんのこと)はこれね、はい、おしるこ」

natsunoichika熱々のおしるこ缶を受け取ったお兄ちゃんは「これこれ、30度を超える真夏日は熱いおしるこに限るよね」と言っておしるこを飲み始めました。ノリツッコミかなと思ったら、ノリだけでツッコミがありません。お兄ちゃんは「甘い」「熱い」と言いながらおしるこをグイグイ飲んでいきます。

natsunoichikaお兄ちゃんの長いノリに耐え切れなくなったマー君が「タツ兄ごめん、俺の綾鷹飲んでいいよ」と言っても、「え?何言ってんの?俺おしるこ好きだし」とか意地張って、終いには「死ぬほど美味いわ。つうか死ぬかも。今夜がヤマだわ。おしるこ殺人事件として後世に語り継がれるわ」とか言い出す始末。
natsunoichikaお兄ちゃんはおしるこを一気に飲み干すと、臆せず動ぜず「本当」と断言しました。それを聞いた私とカオルさんが口々に「えー最低!」「犯罪者!」「人非人!」「薄毛!」と罵ると、お兄ちゃんは「いやいや薄くないから。生え際が少し後退しているだけだから」と弁明しました。弁明するとこちがくね?

natsunoichika「その話が女子の間で広まって半年くらい無視されたけど、別に困らなかったし、大体いまだに何が悪いのか分からない。付き合って3ヵ月後にもむのと、3秒後にもむので何か違いがあるわけ?」との発言にカオルさんは完全にドン引き。マー君も苦笑い。私はシオカラトンボを追いかけていた。
natsunoichika「タツ兄は勉強できたからね」とマー君は言った。確かにお兄ちゃんは昔から成績が良かった。高校も県内屈指の進学校で、大学も有名なところにあっさり合格してしまった。人格的に問題はあるけど、私立スットコ学園(高1の授業は中学校の復習で終わる)の私とは大違いなのだ。

natsunoichika「そう言えばカオルさんも同じ高校だよね」と言ったら「そうだけど私は旦那の1個下だから、タツヤさんとは一緒になったことないんだよね。旦那と付き合い始めたのも、大学からだからタツヤさんの噂は聞かなかったな」と言った。お兄ちゃんは頭におしるこの缶を乗せて、器用にバランスを取っていた。

natsunoichika「何それ?何で私が結婚しないとお兄ちゃんが結婚しないわけ」とブーブー言ったら、お兄ちゃんは「覚えてないか、お前小さかったもんな」と言って、ベンチに腰かけると「小さい頃のイチカは、『おにいちゃんおにいちゃん』言いながら、いつも俺の後ろばかり追っかけてきてさ…」と語り始めました。
natsunoichika「イチカが4~5歳くらいかな、『おっきくなったらおにいちゃんと結婚すゆ!』みたいなこと言うわけだよ。まあそんときは俺も10歳くらいだから、『兄妹は結婚できないんだよ』って真面目に答えるんだけど、イチカは『すゆ!結婚すゆ!』ってきかないわけ」

natsunoichikaおもむろにお兄ちゃんは語り始めた。「幼き日の約束から20年後、お兄ちゃんよりも好きな人を見つけたイチカは結婚の日を迎える。早くに両親を亡くした私たち兄妹。親代わりに育ててくれた兄に今日は心カからありがとうを伝えたい。なかなか式場に現れない兄を、イチカは白無垢姿で待ち続けた」

natsunoichika「『ねえお兄ちゃん…起きてよ、目を覚ましてよ。ありがとうって、ありがとうって言わせてよ…ねえお兄ちゃん』 イチカは兄の手を握り、祈るように泣き続けた。そして流れ出す『涙そうそう』のメロディ。ベッドの下から現れる夏川りみ。その歌声はとても切なくて、イチカの悲しみを洗い流していった」
natsunoichika満足顔のお兄ちゃんに、マー君が厳しい口調で「どっからが嘘なんですか?」と尋ねると、お兄ちゃんは悪びれもせずに「いつも俺の後ろばかり追っかけてくる…ってところから」と答えた。最初からじゃねーか。








9月 20
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nashi-kyo:

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後藤さんの言葉は年を取るたびに滲みてくるなぁ・・・

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後藤さんの言葉は年を取るたびに滲みてくるなぁ・・・


8月 31

日本の官僚は決して無能ではありません。では、何が問題なのか。

何度もいろいろなところで書いていますが、日本の官僚は決して無能ではありません。外国に暮らせば分かりますが、諸外国の役人は本当に困る。能力が低く、ミスが多く、仕事が遅く、ふまじめでやる気がなく、そして金に汚い。相対的には日本の役人ほど有能で正確で真摯でそして清潔な官僚を外国に見ることはほとんどないのです。

では、何が問題なのか。霞ヶ関には二つの「死に至る病」が流行しているのです。これは、罹患率が極めて高い恐ろしい病です。最初はこんなでなかった彼らも霞ヶ関に行って数年経つと、ほぼ必発でこの病に罹患してしまうのです。

ひとつは、抱え込みの病。「おれがやらなきゃ、誰がやる」と妙に自意識過剰になって、他人に委託、任せることができません。例えば、今回の新型インフルエンザでも学会や民間に委託すればよいプランがたくさんあったのです。しかし、「おれがやらなきゃ」の意識が強すぎて他人の力を借りることができないために、徹夜の連続で無理をする。パブコメも募集するけど、「いろいろな人の意見を聞きましたよ」というアリバイ作りのためで、実際には活かされない。現場のことが分からないのに現場のあり方を無理矢理に規定するから、無茶なプランができる。「こんなことできるか」と現場から怨嗟の声が起きる。そして、「俺たちの苦労を何も分かっちゃくれない」と引きこもる。このような誤謬を繰り返してきました。まるで能力は高いんだけど持ちすぎてしまう、パスのできないサッカー選手みたいに。デビューしたてのCロナウド。彼が、当時その能力の高さにもかかわらず評価が低かったのは、やたら意味のないフェイントやドリブルを繰り返して、結局チームのために役立っていなかったからなのでした。

誰が負けたのか@楽園はこちら側

うーん・・・。


8月 12
syoichi:

lotaki:


現時点において,どの技術が過大評価の時期にあり,どの技術が「枯れた」段階にあるかを,ある程度客観的な視点で見ることができる(あくまでもガートナーの視点であることは忘れずに!)。
2009年版ハイプサイクルまとめ - Radium Software

話題先行の熱狂が冷め、これから実用の段階に入ろうかというRFID、徐々に人々の生活を変え始めている音声認識、まだまだ過熱ぎみのTwitter・Tumblrを代表とするマイクロブロギング、プロトコルの標準化がどのように決着されるか注目のセンサーネットワーク、といったところが見所だろうか。
マイクロペイメントは”Over-the-Air Mobile Phone Payment System”に含まれるのかな。
それから3D印刷。黄色い三角印は、そのハードルの高さから発展が遅く、それだけ人々の暮しに与えるインパクトもデカい技術なわけなんだけど、3D印刷は黄色三角ではないね。SFに出てくるような万能工作機械を期待していたけれど、それとはちと違うのかね。

syoichi:

lotaki:

現時点において,どの技術が過大評価の時期にあり,どの技術が「枯れた」段階にあるかを,ある程度客観的な視点で見ることができる(あくまでもガートナーの視点であることは忘れずに!)。

2009年版ハイプサイクルまとめ - Radium Software

話題先行の熱狂が冷め、これから実用の段階に入ろうかというRFID、徐々に人々の生活を変え始めている音声認識、まだまだ過熱ぎみのTwitter・Tumblrを代表とするマイクロブロギング、プロトコルの標準化がどのように決着されるか注目のセンサーネットワーク、といったところが見所だろうか。

マイクロペイメントは”Over-the-Air Mobile Phone Payment System”に含まれるのかな。

それから3D印刷。黄色い三角印は、そのハードルの高さから発展が遅く、それだけ人々の暮しに与えるインパクトもデカい技術なわけなんだけど、3D印刷は黄色三角ではないね。SFに出てくるような万能工作機械を期待していたけれど、それとはちと違うのかね。


8月 6

付き合いが長くなるほどに、尊敬できるかできないかが、重要になってくるのかもしれない。

別に尊敬できなくても、好きでいてよ、と思うけど、若い男女ならともかく、もう30も越えたイイ大人になるとなかなかそういうわけにもいかないらしい・・・ 美人でもなければ、乳もない、私のような地味な女は、お前らのような男に金もらって生きてける女と違って、尊敬される人間にならないとイケナイんだよ、大変なのサ・・・ 尊敬っつっても何か大したことをやれっていうわけじゃなくて、要は、しっかりしてくれ!ということらしい。メンドクセエ・・・

尊敬しあう恋愛って、夫婦って、何かどこか違う - kuroihikariの日記 (via otsune)

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